対話空間_失われた他者を求めて

このブログは、思想・哲学に興味を持ち、読書会活動をしている者たちが運営しています。各々が自由に記事を投稿し、自由に対話をすることを目的としたブログです。どなたでも思いのままにご意見下さい。【読書会の参加者随時募集中。詳しくは募集記事をご覧ください】

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

知覚の現象学と無の存在論

メルロー=ポンティとサルトル 『知覚の現象学』は1945年、サルトルの『存在と無』(1943年)を追うように刊行された。この記事では、両者を対照させながら『知覚の現象学』について論じていきたい。 まず大づかみに、『知覚の現象学』を母性的、『存在と無…

同情と共感

このブログ上では最近、「人工知能」についてのコメントが行き交っており、私も興味深くそれを読んでいるが、ここではもっと身近な人間的事象である同情と共感について私の思っていることを述べたい。 手元にある国語辞典で調べてみると、同情とは「①他人の…