2017-01-01から1年間の記事一覧
※part1~part3はこちら dialogue-space.hatenablog.com dialogue-space.hatenablog.com dialogue-space.hatenablog.com <第二章 心と有視点性 の続きから> (2)状況把握について ここまで見てきたように、質感的なものを含めた諸事物の相貌とは、その都度の…
part3 をほんの一部訂正したので、再投稿しておきます。ほとんど変わっていないので、以前のを読まれた方はスルーしていただいて問題ないと思います。 ※part1, part2はこちら dialogue-space.hatenablog.com dialogue-space.hatenablog.com 第二章 心と有視…
・日本神話の“起爆剤”~モーセの“6戒”からのアプローチ~ はじめに1. あなたは、わたしのほかに、神としてはならない。2. あなたは、自分のために、刻んだ像を作ってはならない。3. あなたは、あなたの神である主の名を、みだりに唱えてはならない。4. …
今からおよそ2400年ほど前、南イタリアのエレアという古代ギリシアの植民市にゼノンという哲学者がいて、彼は義父であり、学問の師匠であり、また愛人でもあった(当時男色は珍しいことではなかった)パルメニデスの哲学上の論戦を擁護する際にいくつか…
訂正版を再投稿しました。 dialogue-space.hatenablog.com ※part1, part2はこちら dialogue-space.hatenablog.com dialogue-space.hatenablog.com 第二章 心と<その都度>性 科学的認識の努力は、客体的事物としての物質とその連関仕方とを発見するわけだが…
その1とその2の記事はこちら ポリフォニーの世界(前編その1) - 対話空間_失われた他者を求めて ポリフォニーの世界(前編その2) - 対話空間_失われた他者を求めて 前回のおさらい 私たちは、有視点把握と無視点把握という二つの世界把握の様態を携…
前回の記事はこちら dialogue-space.hatenablog.com 前回のおさらい 多くの人が想定してしまう意識の繭(まゆ)とはどのようなものだったか。それは外界と隔絶された、私に閉じられた意識であった。それは繭の外界にある物それ自体が表象する場所であった。…
序 先日、『心という難問 空間・身体・意味』(野矢茂樹著)という昨年出版されたばかりの新しい本を読み終え、その内容に感銘を受けた。この感銘を動機としてこの記事を書いてみようと思う。 本記事の内容であるが、まず野矢氏の主張を紹介し(前編)、その…
※part1はこちら dialogue-space.hatenablog.com <第一章 自然科学と心 の続きから> (2)機能主義 (ⅰ)機能主義における心の定義について ところで、心的なものを脳の物理的機能へと還元するような発想法は、心の哲学(philosophy of mind)や認知科学、またAI…
※この記事は現在執筆中のため未完結です。かなり長くなる予定なので、続きを書け次第分割投稿していきたいと思います。(挫折する可能性あり) 心脳問題とは、「心と脳との関係は?」というきわめてシンプルな問題だ。けれども、哲学者の中には、哲学史上最…